2019年12月,2020年12月に下田の市街地で自動運転の実証実験が行われました.(静岡新聞)
実際に走っている様子(2019年)
2020年に走っていた車両(https://www.at-s.com/news/article/local/east/839391.html)
自動運転について
ロボットの研究室に所属していて,人工知能関係の会社でアルバイトで自動運転の開発をしている自分にとってはウキウキするニュースです!
画像を見る感じ,三次元レーザーセンサー(LiDAR)のVelodyneが右上左上に1つづつついてますね.これは最近の自動運転関連では必須のセンサになっています.少し前まで,めちゃんこ高くて,一番安いモデルで1つ150万円ほどしていました.最近は自動運転関係でよく使われるようになり,急速に安価になりつつあるので今後の普及にも期待のセンサー.
それ以外に真ん中上部にカメラらしきものが1つ.これだけでどうやって見ているのか少々不思議な印象.信号などを見るために上方向を向いているなら,車両前方下部が見えない,下方向を向いているなら信号や看板はどう認識しているのだろう魚眼みたいな超広角レンズだとディティールが失われるし.別のセンサもどこかについているんだろう.
プログラムはやはりROSを使っているのだろうか?
と,気になることを色々書きましたが,このサイトに来そうな人には興味ない話ですね.すみません(´・ω・`)
(追記)
少し技術紹介がされている記事を見つけました.
なるほど.信号はカメラで認識するのではなくて,信号自体にセンサを取り付けてクラウドを介しているのか.決められた範囲内であれば,町の方を自動運転車に合わせればいいので,リッチなカメラシステムは必要ないですね(/・ω・)/
下田におけるロボットの展開で個人的に思ってること
先に結論を言うと,筑波みたいに下田をロボット特区にしたらとても良い研究環境になると思ってます.
南は海,東は河津までの一本道,北は稲梓・松崎方面につながる一本道,西は南伊豆への一本道(大賀茂に行く道もあるか).とても町の切れ目がわかりやすくてこじんまりと収まった町なので,自動運転等の研究題材には使いやすいんじゃないかなと思っています.
それなりに交通量の多い国道もあれば,町中のような狭い道もあれば,山道も海岸線沿いの道もある.さらに,高齢者が多くなっているので下田内だけでも自動運転が普及するのは良いのではなかろうか.
決まった範囲内でレベル4の自動運転をすることは割とできそうな気がしてる.
本当は天城越えまでできるレベル4の自動運転車の普及が望まれるけど,そこまではなかなか今の技術では難しそうだ.
また,サービスロボットの展開にも良いと思っている.観光業で成り立っている町なので,多種多様なサービス業が多くあり,一方で働き手になる若い人は急速に減っている.この前も,下田の中学校の統廃合が行われるニュースがあった.(これについても今度記事を書きたい)
農業ロボットに関してはどうだろうか.山ばかりで平地がないので,下田で農業をやっているイメージがあまりない.林業が需要がありそうな.林業関係のロボットってどうなんだろう?あまり知らないや.特殊な農業ロボットの研究題材には使えそう?
漁業にロボットを使う話はどうだろうか.下田の漁業は有力な産業であるが,下田ドックもなくなって下降気味になっている気もする.(適当なこと言ってるよ)漁業ロボットってあんまり聞かないけど,どうだろう?防水関係をしっかりとしながらってところが難しいのかな?ロボットのトップカンファレンスのIROS,ICRAでも農業ロボットのセッションはあって盛んに研究されているけど,漁業関係のロボットの研究は見たことないや.
海洋関係については筑波大学臨海実験センターがあるから,水中ロボットとか需要ないかな?この前,水中ロボット好きの友達が自作の水中ロボットを下田で泳がしていた.
産業用ロボットについては,大きな工場はないからあまり需要が無さそう.一方で,産業用ロボットの基礎研究は煮詰まってきていて企業での発展的な応用の段階にある(と僕は思ってる)から,研究としての需要はなくても良いのか.
なんか適当にいろいろ書いたけど,小さくこじんまりとした町の中でたくさんのロボットの活躍できる場が考えられる.
下田ってロボットの研究に向いている地域だと思わない?
下田にロボットや人工知能の研究ができる場所ができたら絶対にそこに就職する!(^^)!
👆これが本音
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